発狂寸前

2009年12月4日 読書
今日から社割が使えます。嬉しいけど手続きが若干めんどくさい。


島内景二著「中島敦「山月記伝説」の真実(文春新書)」を読みました。
高校の国語の教科書の定番ともいえるこの山月記ですが、なぜに今この作品を見直すんだろうと思ったら今年は中島敦生誕100年にあたる年なんですね。

高校生のとき授業で初めてこの作品を読み、物凄い衝撃を受けましたが、今改めて原文を読むと、当時と比べよりリアルに、そして一字一句が胸にナイフのように突き刺さってきます。理解度が格段に違うというか、あれ・・・おかしいな、涙が止まらないぞ・・・?


島内氏は文中で「かつて高校生だった大人たちは、(中略)これから大人の人生に出発しようとしていた時期に出会った『山月記』を読み返せば、その後の自分の人生を予言していたことに驚かされるだろう」
と述べている。



/(^o^)\

山月記はいわば「警鐘」だったんですね・・・
いや、知っていた筈だけれども。当時も感想文で「李徴の言う『臆病な自尊心と尊大な羞恥心』、これを克服することは容易ではないが、この先生きていくうえで後悔しないように、出来るだけ頑張りたい」みたいなことを書いた記憶がありますが、(今でもそのノートは大事にとってあります)







あれから6年が経とうとしています










もう虎になるしかないんだろうか(ちなみに私は寅年です)

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