なぜだろう 近美はいつも すいている
2010年6月5日 芸術◆稲垣仲静・稔次郎兄弟展/ローマ追想―19世紀写真と旅◆京都国立近代美術館
仲静の日本画。
陶磁器のような滑らかな毛並みをした猫が、こっちを見ている。
描かれた花や動物たちは、生命感に溢れた・・・というよりかはもっとひっそりと研ぎ澄まされた、独特のオーラを纏っている。なんだかそこに無性に惹き付けられる。
またモチーフが人間に変わるとそれが顕著に・・・(笑)
リアルな肌の質感といい、歪んだ口元のかたちといい・・・
甲斐庄楠音の不気味な舞妓さんを髣髴とさせる。怖い。
でもどこまでも写実的。素描が多く展示されていたけど、どれも凄い。
特に裸婦デッサンがもう・・・。正直、あの当時の日本画家でここまで描ける人がいたことに驚いたし、感動があとからあとから押し寄せてきて・・・。何度も裸婦だけ見に戻ってたので監視員の視線がかなり痛かったなあ。しかし金払ってんだから何度見に戻ったっていいだろ!だってすごいんだもんあのデッサン。なにあの重量感・・・
稔次郎さんの方の染織は、あれ好きなひとにはたまらないだろうなあ。
切り絵やってた同級生を思い出した。
25歳で急逝した兄の想いを受け継いだというこの兄弟展。見応えはかなりあった。
図録がコンパクトでおしゃれ。少し物足りないけど本棚にやさしい設計^^
ローマ展は一緒に見ると割引を受けられるというのでついでに見ることに。かなり駆け足だったけど・・・改めてみるとローマって凄いよなあ。コロッセウムとか、お城とか水道橋とか(名前をことごとく忘れてしまった)今でも残ってんだから。19世紀ってことで、当時の人々の服装とかもなんかいい。会場で、当時の街中を映した映像が流れていたけれど、それをボーっと眺めながら「ここに映っている人たちは、今はもうみんな死んでしまっていないんだろうなあ・・・」なんてことを考えたりした。
(昔の白黒の記録映画とかを見るたびにこんなことを考えてしまう。こういう映像って再生スピードの関係なのか、人の動きとかやたら早くて、形容しづらいけどあの独特の速さと感じ、なんか見るたびに刹那的ななにかをおぼえるんだよなあ・・・なんなんだろうなあれは。)
帰りにアニメイトに寄ったら、土曜日だからかめちゃくちゃ混んでいた。お目当ての漫画ゲット。
横で背広を着たサラリーマンが、新刊のマンガを片っ端からカゴにつめていた。大人買いうらやましい。仕事終わったその足で来たんだろうな・・・お疲れ様です!
仲静の日本画。
陶磁器のような滑らかな毛並みをした猫が、こっちを見ている。
描かれた花や動物たちは、生命感に溢れた・・・というよりかはもっとひっそりと研ぎ澄まされた、独特のオーラを纏っている。なんだかそこに無性に惹き付けられる。
またモチーフが人間に変わるとそれが顕著に・・・(笑)
リアルな肌の質感といい、歪んだ口元のかたちといい・・・
甲斐庄楠音の不気味な舞妓さんを髣髴とさせる。怖い。
でもどこまでも写実的。素描が多く展示されていたけど、どれも凄い。
特に裸婦デッサンがもう・・・。正直、あの当時の日本画家でここまで描ける人がいたことに驚いたし、感動があとからあとから押し寄せてきて・・・。何度も裸婦だけ見に戻ってたので監視員の視線がかなり痛かったなあ。しかし金払ってんだから何度見に戻ったっていいだろ!だってすごいんだもんあのデッサン。なにあの重量感・・・
稔次郎さんの方の染織は、あれ好きなひとにはたまらないだろうなあ。
切り絵やってた同級生を思い出した。
25歳で急逝した兄の想いを受け継いだというこの兄弟展。見応えはかなりあった。
図録がコンパクトでおしゃれ。少し物足りないけど本棚にやさしい設計^^
ローマ展は一緒に見ると割引を受けられるというのでついでに見ることに。かなり駆け足だったけど・・・改めてみるとローマって凄いよなあ。コロッセウムとか、お城とか水道橋とか(名前をことごとく忘れてしまった)今でも残ってんだから。19世紀ってことで、当時の人々の服装とかもなんかいい。会場で、当時の街中を映した映像が流れていたけれど、それをボーっと眺めながら「ここに映っている人たちは、今はもうみんな死んでしまっていないんだろうなあ・・・」なんてことを考えたりした。
(昔の白黒の記録映画とかを見るたびにこんなことを考えてしまう。こういう映像って再生スピードの関係なのか、人の動きとかやたら早くて、形容しづらいけどあの独特の速さと感じ、なんか見るたびに刹那的ななにかをおぼえるんだよなあ・・・なんなんだろうなあれは。)
帰りにアニメイトに寄ったら、土曜日だからかめちゃくちゃ混んでいた。お目当ての漫画ゲット。
横で背広を着たサラリーマンが、新刊のマンガを片っ端からカゴにつめていた。大人買いうらやましい。仕事終わったその足で来たんだろうな・・・お疲れ様です!
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